

左上から時計回り:古森清五郎《Deep》2025 木、角谷豊明《初冠雪》2024 木、
丸山恵美《Daydream》2025 テラコッタ、古川憲《里山14》2023 木、
戸田智也《降龍(極)》2023 流木、吉川裕俊《デザイア》2019 セメント・土、
岩井英光《舞い終えたアスリート》2018 石膏、岩瀬公子《シエスタ(アカカンガルー)》2023 木
彫刻のちから
二科新潟支部 彫刻8人展
2025年 8月1日(金)~ 9月28日(日)
当館では2008年以来となる「二科新潟支部 彫刻展」を開催いたします。前回とはメンバーの入れ替わりはありますが、人数は5人から8人に増え、“新しい価値の創造者”たるべくそれぞれが真摯に制作に向き合っています。
角谷豊明(1955-)は勢いと精緻さをあわせ持つ木彫で人物像を制作してきましたが、近年では自然が作り上げる造形をモチーフに木の量感を活かした作品で新境地を見せています。丸山恵美(1974-)は重力から解き放たれたような独特の空気を纏う作品を作り出すことで定評があり、近年ではテラコッタを使うことでより表現の自由度が増したといいます。
柔軟な発想でさまざまな材料を組み込む古森清五郎(1965-)は、ダイナミックな表現のなかに遊び心を感じさせます。古川憲(1945-)は自然との共生を象徴する里山をテーマに、岩井英光(1951-)は印象的な姿態を、岩瀬公子(1964-)は動物の生態をありありと創出します。
また、自身の土壌と彫刻材料との融合を試みる吉川裕俊(1994-)、流木を組み上げ激情を表現する戸田智也(1984-)という世代も異なる個性的な8人の揃い踏みです。
小さな展示室で間に合うのか?という心配もありますが、館全体で「彫刻のちから」を体感していただける絶好の機会となることでしょう。8人の作家の現在をどうぞお楽しみください。


角谷豊明(1955-)は勢いと精緻さをあわせ持つ木彫で人物像を制作してきましたが、近年では自然が作り上げる造形をモチーフに木の量感を活かした作品で新境地を見せています。丸山恵美(1974-)は重力から解き放たれたような独特の空気を纏う作品を作り出すことで定評があり、近年ではテラコッタを使うことでより表現の自由度が増したといいます。


柔軟な発想でさまざまな材料を組み込む古森清五郎(1965-)は、ダイナミックな表現のなかに遊び心を感じさせます。古川憲(1945-)は自然との共生を象徴する里山をテーマに、岩井英光(1951-)は印象的な姿態を、岩瀬公子(1964-)は動物の生態をありありと創出します。


また、自身の土壌と彫刻材料との融合を試みる吉川裕俊(1994-)、流木を組み上げ激情を表現する戸田智也(1984-)という世代も異なる個性的な8人の揃い踏みです。


小さな展示室で間に合うのか?という心配もありますが、館全体で「彫刻のちから」を体感していただける絶好の機会となることでしょう。8人の作家の現在をどうぞお楽しみください。
彫刻展ギャラリートーク開催
星と森の詩美術館 展示室 ※要入館料 *** 終了しました *** | |
*** 終了しました *** | |
*** 終了しました *** |
【同時開催】 館蔵刀剣展 ② 新刀・新々刀
館所蔵の日本刀から、新刀・新々刀と称される江戸時代の作を展覧いたします。
泰平の世が続いたこの時期には刀剣など武器武具の類も無用となり、口伝で伝えられていた古い作刀法も忘れ去られていきました。のちに新々刀の祖と呼ばれる水心子正秀は日本各地の作刀技術を尋ね歩き、復古刀論を説き、実作も重ねて多くの門人を育てました。その功績は大きく、現代へと繋がる礎にもなっています。
《 彫刻のちから 二科新潟支部彫刻8人展 》
同時開催 《 館蔵刀剣展② 新刀・新々刀 》チラシ
泰平の世が続いたこの時期には刀剣など武器武具の類も無用となり、口伝で伝えられていた古い作刀法も忘れ去られていきました。のちに新々刀の祖と呼ばれる水心子正秀は日本各地の作刀技術を尋ね歩き、復古刀論を説き、実作も重ねて多くの門人を育てました。その功績は大きく、現代へと繋がる礎にもなっています。
《 彫刻のちから 二科新潟支部彫刻8人展 》
同時開催 《 館蔵刀剣展② 新刀・新々刀 》チラシ
会 期 | 2025年 8月1日(金)~9月28日(日) |
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開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休 館 日 | 火曜日、9月24日(水) ※9月23日(火・祝)は開館 |
入 館 料 | 一般500円、小・中学生200円
※障がい者手帳(ミライロID含む)提示で各100円引 |


関口雅文《輝く明日の風になれ》2025 キャンバスに油彩 F100
関口雅文 展 ~ まほろばの煌めき ~
2025年 10月3日(金)~ 11月30日(日)
雪を思わせる白い平原を分けるように、空の色を映す川の流れは蛇行しながら遥か彼方にのびて行く。画面から春の匂いを感じるのは、黄色く染め上げられた空のせいなのか、それともいつか見た風景の記憶が呼び起こされるからなのか―。

《春に流れる時の色》2025 キャンバスに油彩 F100
当館では15年ぶりとなる関口雅文(1970-)の個展を開催いたします。前回2010年の個展の際に、関口はこんな言葉を寄せてくれました。
「 … 確かに、我が故郷には派手な色の鳥が飛んでいたわけもなく、熱帯魚の様な鮮やかな色の魚が川を泳いでいたわけもない。でも『あなたの色彩が何処で育まれたのか?』と問われれば、僕にはどう考えてもこの十日町しか思い浮かばない。
…(中略)…
ここでは水や空気までも美しく、ここに暮らす人々も限りなく澄んでいて、何もかもが美しい。そんな『まほろばの地』で僕は育った。 … 」

《そよ風の道草》2025 キャンバスに油彩 F8、《踊るリズムはトロピカル》2024 F8
ここ十日町で暮らしている身にとっては、正直面映ゆく感じる部分もありますが、故郷にこんなにも美しい心象風景を抱いていてくれる人がいるということに、少なからず誇らしさも覚えます。陰鬱な灰色の空の印象に囚われがちな雪国も、関口が描く雪景色には何もかもを奪い去るような凍てつく寒さではなく、見守られているかのようなあたたかさを感じます。その景色は幻想に近いものなのかもしれませんが、世界はこれほどに美しい光に溢れているのかという希望をくれるのです。

《輝く森の深呼吸》2024 キャンバスに油彩 F30
今展では新作を含め40点余を展覧いたします。関口が描き出す色彩の世界への旅をぜひお楽しみください。きっと晴れやかな希望が沁み通って行くことでしょう。

《春に流れる時の色》2025 キャンバスに油彩 F100
当館では15年ぶりとなる関口雅文(1970-)の個展を開催いたします。前回2010年の個展の際に、関口はこんな言葉を寄せてくれました。
「 … 確かに、我が故郷には派手な色の鳥が飛んでいたわけもなく、熱帯魚の様な鮮やかな色の魚が川を泳いでいたわけもない。でも『あなたの色彩が何処で育まれたのか?』と問われれば、僕にはどう考えてもこの十日町しか思い浮かばない。
…(中略)…
ここでは水や空気までも美しく、ここに暮らす人々も限りなく澄んでいて、何もかもが美しい。そんな『まほろばの地』で僕は育った。 … 」


《そよ風の道草》2025 キャンバスに油彩 F8、《踊るリズムはトロピカル》2024 F8
ここ十日町で暮らしている身にとっては、正直面映ゆく感じる部分もありますが、故郷にこんなにも美しい心象風景を抱いていてくれる人がいるということに、少なからず誇らしさも覚えます。陰鬱な灰色の空の印象に囚われがちな雪国も、関口が描く雪景色には何もかもを奪い去るような凍てつく寒さではなく、見守られているかのようなあたたかさを感じます。その景色は幻想に近いものなのかもしれませんが、世界はこれほどに美しい光に溢れているのかという希望をくれるのです。

《輝く森の深呼吸》2024 キャンバスに油彩 F30
今展では新作を含め40点余を展覧いたします。関口が描き出す色彩の世界への旅をぜひお楽しみください。きっと晴れやかな希望が沁み通って行くことでしょう。
会 期 | 2025年 10月3日(金)~11月30日(日) |
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開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休 館 日 | 火曜日 |
入 館 料 | 一般500円、小・中学生200円
※障がい者手帳(ミライロID含む)提示で各100円引 |

彫刻のちから
二科新潟支部 彫刻8人展ギャラリートーク
星と森の詩美術館 展示室 ※要入館料
作品や制作についてなどいろいろお話しいただきます。
ぜひ会場に足をお運びください!
8月9日に開催された1回目のギャラリートークには
丸山恵美さん、岩瀬公子さん、岩井英光さんが登場!
8月23日に開催された2回目のギャラリートークには
古川憲さんと吉川裕俊さんが登!!
9月6日に開催された3回目のギャラリートークには
角谷豊明さん、古森清五郎さん、戸田智也さんが登場!!!
皆さん貴重なお話ありがとうございました!
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作品や制作についてなどいろいろお話しいただきます。
ぜひ会場に足をお運びください!


8月9日に開催された1回目のギャラリートークには
丸山恵美さん、岩瀬公子さん、岩井英光さんが登場!



8月23日に開催された2回目のギャラリートークには
古川憲さんと吉川裕俊さんが登!!

9月6日に開催された3回目のギャラリートークには
角谷豊明さん、古森清五郎さん、戸田智也さんが登場!!!


皆さん貴重なお話ありがとうございました!